天然ミネラル『 ケイ素 』
ケイ素は、自然界だけでなく人間にとっても非常に重要な役割を担っている事が最近の研究で明らかになってきました。
細胞間の結合を担うコラーゲンの結びつきを強める働きがあり、肌や骨や腱、血管、歯、爪、胸腺、松果体など体の主要な組織を形成する大切な元素でもあります。コラーゲンとコラーゲンを結びつける働きがあり、綺麗なコラーゲンの層を重ねるためになくてはならない物質なのです。
①体のあらゆる臓器・組織を健康に保ちます
ケイ素は、腎臓や肝臓をはじめとしたあらゆる内臓、脳、骨、筋肉、血管、歯や髪、皮膚など、あらゆる組織に含まれて、細胞の健康維持に欠かせません。コラーゲンやエラスチンなどを束ね合わせて、しなやかで丈夫な組織を保ってくれるので、肌のハリや透明感、つややかな髪にも大きな役割をして「美のミネラル」とも言われています。
②デトックス
ケイ素を溶かした水に野菜を漬け込んでおくと、ケイ素が残留農薬を吸い出して水が濁ることもあるのだとか!
不足するとどうなるの?
あらゆる臓器、組織において丈夫でしなやかな状態を作っているケイ素ですが、体内で作り出せず、加齢でどんどん減少。
不足すると、血管はもろくなり、脳神経や脳細胞も壊れやすく、内臓機能は低下。
コラーゲンなど体を作る材料を束ねられなくなるので、肌はしぼんでシワが増え、骨はスカスカ、薄毛や白髪も増加。
つまり体のあらゆる機能も、見た目も老化します。
ケイ素が多く含まれている食品は?
野菜やイモ類、豆類、穀物の食物繊維に豊富です。
特に多いのが、オートミールに含まれるオーツ麦や大麦、とうもろこし。イモ類ならじゃがいもがダントツ。
青のり、ひじきなどの海草類にも多く含まれます。
玄米やごま、納豆などもケイ素含有食品。摂るときはじっくり煮込むことがポイント。
ケイ素は水に溶けた状態でないと体に吸収されないのですが、煮込むことで食物繊維中のケイ素が水溶性となります。
食物以外ではどう摂るのがよい?
手軽なのはミネラルウォーター。
加熱をしても変性しないので、料理にも使えるのが嬉しいですね。
ちなみに1日に体が消費するケイ素量は10〜40mgほど。
多く摂っても体に溜まることなく排出されます。